独立をするとわかるのですが、フリーランスになると時間の管理、お金の管理、気持ちの管理、すべて自分にまかされており、いつでもサボることもできるかわりに、いつまでも仕事をやって自分を追いつめることもできます。
そんな毎日を一人で過ごしていると、働きすぎたり、逆に怠けたり、自分自身のコントロールが難しく、ドツボにはまってしまう人も多いのではないでしょうか?
そうした時に役立つのが、フリーランスで働く人を意識して開発されたタイムトラッキングのサービスです。
こうしたサービスの目的は:
- プロジェクトの時間
- 時間に対してのコスト
- 使った時間の分析
などを管理できるようになっています。
そういったサービスを実際に触ってみて、比較と感想をまとめたいと思います。
Cotogoto(コトゴト)
タイムトラッキングサービスの仕組みとメンタル管理の仕組みを掛け合わせた新しいサービスがCotoGoto(コトゴト)です。フリーで利用できるのですが、プロジェクトや作業場所単位で集計・管理ができるので、フリーランス向けのサービスになります。しかも、スマホの人工知能と連動することで、会話の中から開始、終了やモチベーションの解析も行ってくれるので、簡単に楽しく続けるコトもでき、大変便利なサービスとなっています。ちょっと一押しですね。←自作自演
Timely(英語)
Timelyはタイムトラッキングの行為に追い立てられることなくマイペースで記録をとれるツールで、PCやスマートフォン、そしてApple Watchという複数のデバイスでシームレスに操作できる環境が整えられています。
ストップウォッチみたいに時間計測をするのではなく、自分の作業した時間を自己申告的に登録できるので、ゆるく時間管理をしたい人にオススメですね。
Harvest(英語)
非常に洗練されたインターフェースに高機能を搭載した時間トラッキングサービスが Harvest です。ふだんの時間管理には Windows Vista 用、Yahoo! Widgets 用、Mac OS X の Dashboard 用のクライアントが用意されているのも特徴です。また最近、Twitter を使った時間管理もできるようになったと発表がされています。
高機能なかわりに、無料のアカウントはプロジェクトの数が1つに限定されていて、プロジェクト数20の SOLO アカウントは月額 $12 となります。管理できる時間を考えると、決して高いという気はしませんが、まずは上の二つで感じをつかんでからでもよいかもしれません。
Toggl(英語)
まずタイムトラッキングを体験してみたいという人はここから初めてみるのがよいかと思います。Toggl のインターフェースは Google Notebook のそれに似ていて、プロジェクト・タスクというように細分化をすることができます。ポップアップさせて使う時間管理のウィンドウもプロジェクト全体、あるいは個々のタスクで時間をモニタリングできて、その結果はすぐに Toggl のホームページ側と同期されます。
Windows で使っている人はデスクトップのクライアントもあります。プロジェクト・タスクの数は無制限なのに、無料で使えるという太っ腹なサービスです。時給を設定してタスクごとの課金などを算出したい場合は、月 $5 の有料サービスがあります。スマホもありますねw
Tick(英語)
機能的にはほとんどかわらないのですが、 Harvest よりも設定が難しい気がしました。Tick は Harvest 同様プロジェクトやタスクに「割り当て時間」を設定して、時間を気にしながら作業を進めることができますが、Harvest よりも直感的なインターフェースになっている気がします。また、BaseCamp との統合ができるのも、Web2.0 的でとても良い感じです。
Tick にも Yahoo! Widget と Mac OS X Dashboard のクライアントがあり、こちらも使いやすく作られています。無料アカウントはタスクの数は無制限ですが、プロジェクトの数は一つだけに制限されています。一番安い月 $19 のプランだと、10のプロジェクトを管理できるようになります。
Clock It!
Clock It!は、タスク管理だけでなく、一つひとつのタスクにどれだけの時間をかけているかをチェックすることができるサービスです。Togglと同じ感じのサービスの感じもしますが、日本ではタイムトラッキングサービスが数少ないので、良いかもしれないですね。
SlimTimer(英語)
英語なので、ちょっと使いずらいですが、SlimTimer も、ブラウザのポップアップの中でタスク管理をして、タスクごとに時間を測定できるようになっていますが、Toggl と比べてタスクだけの一覧表となっていて見やすい気がします。
複数のタスクを囲うプロジェクトという集合がない代わりに、タスクにタグを付けることができますので、タスクの数が多くなっても楽にタスク管理をすることができる工夫がされています。
SlimTimer には他のユーザーとタスクを共有する機能もありますので、チームで利用することもできるようになっています。それこそ、仲間がタスクに何時間を投入しているかなどの情報を見ることができます。
昔は有名な感じですが、今の時代ではUIが古いですね。
いろいろと調べてみたのですが、時間管理だけのものが多く、海外製が多いので、日本製の便利なものが出でくるといいですよね。そういう意味で、自分は時間管理とモチベーション管理のツールを作ったというのもありますが、Cotogoto(コトゴト)推しですね。自分が作ったというコトもありますが。